相手に送った写真や動画が自動的に消えることが特徴で、アメリカの若者の間で人気を集める、メッセージアプリ「スナップチャット」の運営会社が2日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場し、時価総額は3兆円を超えて、およそ2年半ぶりの大型上場となりました。
2日、ニューヨーク証券取引所に上場したのは、メッセージアプリ「スナップチャット」の運営会社、スナップです。
取引所では、20代の若さの創業者が取り引きの開始を告げるベルを鳴らして、上場を祝いました。
スナップチャットの最大の特徴は、写真や動画を開封すると、最大10秒で自動的に消えることです。
アメリカでは10代から20代の若者の間で人気を集めていて、現在の1日当たりの利用者は、前の年より50%近く伸びて、およそ1億6000万人に達しています。
注目された初値は、公開価格より41%高い24ドルちょうどでした。
終値の24ドル48セントを基に計算すると、企業価値を表す時価総額はおよそ283億ドル(およそ3兆2000億円)に上り、2014年9月に上場した中国の通販大手アリババグループ以来の大型上場となります。
ただ、日本などでは普及が進んでいないほか、大手のフェイスブックも同じように一定の時間を過ぎるとメッセージが消えるサービスに乗り出して、競争が激しくなっており、今後、どのように利用者のさらなる拡大を図るかが経営課題になっています。
-- NHK NEWS WEB