観光需要の喚起策「Go Toトラベル」が始まった22日、全日空は、これまで運休していた関西空港を発着する国内線の一部の運航を再開しました。
全日空が運航を再開したのは、関西空港と札幌や沖縄の石垣島などとを結ぶ、国内線の5つの路線で、22日は多くの乗客が次々と機内に乗り込んでいました。
全日空は新型コロナウイルスの影響で、およそ3か月にわたって関西空港を発着するすべての便を運休してきましたが、22日から「Go Toトラベル」が始まり、夏の行楽シーズンに向けて国内線で一定の需要が見込まれるとして、今後、再開する路線を徐々に増やしたいとしています。
石垣島に向かう50代の男性は「Go Toトラベル」を活用する予定だということで「感染が拡大しているタイミングですが、メリットがある制度なので利用します。不安もありますが、久しぶりの旅行が楽しみです」と話していました。
全日空関西空港支店の辛川敬支店長は「Go Toトラベルで利用客の増加を期待したい。感染の広がりもあり、需要の回復には時間がかかると思いますが、久しぶりに運航が再開できてうれしいです」と話していました。
関西空港ではLCC=格安航空会社のピーチ・アビエーションも、22日から国内線のすべての便を再開しています。
-- NHK NEWS WEB