千葉県内で22日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は40人となり、5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、1日に発表された感染者数としては最も多くなりました。このうち、印西市にある会社の研修施設では11人の感染が確認され、千葉県はクラスターが発生したとみています。
千葉県などによりますと、新たに感染が確認されたのは10歳未満から80代の男女合わせて40人です。
このうち、印西市にある「きんでん人材開発センター」では、研修中の20代の社員11人の感染が確認されました。
「きんでん」は大阪市に本店のある関西電力のグループ会社で今月13日に兵庫県の研修施設から印西市まで社員104人がバスで移動していました。
全員、寮に宿泊していましたが、翌日の14日以降発熱などを訴える社員が相次いだため検査を行ったところ感染が判明したということで、県はクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生したとみてほかの社員についても検査を進めています。
また、集団感染が発生している浦安市の「タムス浦安病院」では80代の入院患者の男性の感染が確認されました。この病院で感染が確認された関係者は39人になりました。
千葉県内で、1日に発表された感染者の数が40人以上となったのは4月16日以来、およそ3か月ぶりです。
千葉県内で発表された感染者は、合わせて1364人となりました。
-- NHK NEWS WEB