23日のニューヨーク株式市場は、ダウ平均株価、ナスダックとも大幅に値下がりしました。雇用環境への不安に加え、これまでけん引してきたアップルやマイクロソフトといったIT関連の銘柄が大きく値下がりしたためです。
23日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて353ドル51セント安い、2万6652ドル33セントで、値下がりは4日ぶりとなりました。
この日は、アメリカの失業保険の最新の申請件数が16週ぶりに増加に転じ、雇用環境が再び悪化するのではとの不安から売り注文が先行しました。
これに加えて、アップルやマイクロソフトが4%を超える大幅な値下がりとなり、値下がり幅は一時、400ドルを超えました。
IT関連銘柄は総じて値下がりしたため、こうした銘柄が多いナスダックの株価指数は、前の日に比べて2%を超える値下がりとなりました。
市場関係者は「IT関連株には高値への警戒感があるうえ、大手IT企業の経営トップが来週27日に議会証言を控えており、利益を確保しようという売り注文が膨らんだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB