映画「風と共に去りぬ」などに出演し、アカデミー賞の主演女優賞を2度、受賞したオリビア・デ・ハビランドさんが、フランスのパリにある自宅で亡くなったと、アメリカなどのメディアが伝えました。104歳だったということです。
オリビア・デ・ハビランドさんは1916年に、当時、東京に住んでいたイギリス人の両親のもとに生まれ、アメリカのカリフォルニア州に移り住みました。
子どものころから舞台で活動し、1939年に公開された映画「風と共に去りぬ」で、主人公のスカーレットが愛した男性の婚約者のメラニー・ハミルトン役を演じ、アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされました。
そして、映画「遙かなる我が子」と「女相続人」でアカデミー賞の主演女優賞を2度、受賞しました。
俳優の自由と権利を主張し、映画会社を訴えて勝訴したことでも知られ、2008年にはアメリカの「国民芸術勲章」、2010年にはフランスの「レジオン・ドヌール勲章」を受章しました。
7年前に亡くなった妹のジョーン・フォンテインさんも俳優として活躍し、アカデミー賞の主演女優賞を受賞しました。
アメリカなどのメディアは、デ・ハビランドさんは26日、老衰のためパリの自宅で亡くなったと伝えています。
-- NHK NEWS WEB