デパートの東武百貨店は、ことし9月から主な売り場の営業時間を1時間から1時間半、短縮することになりました。新型コロナウイルスの影響による消費者の行動変化や、働き方改革に対応するためだとしています。
東武百貨店は、池袋本店で食品や一部の婦人服の売り場について、ことし9月1日以降、平日と土曜日の閉店を午後8時に早め営業時間を1時間短縮します。
また、紳士服や宝飾品などの売り場は、閉店を早めるとともに開店を遅らせることで、営業時間を1時間半短縮します。
このほか千葉県の船橋店でも、食品と婦人雑貨の売り場の営業時間を1時間短縮します。
会社では、働き方改革の一環で、営業時間の見直しを検討してきたところ、新型コロナウイルスの影響で消費者が夜間の外出を控える動きが広がり、それに合わせた営業体制が必要だと判断したと話しています。
また、営業時間の短縮により、多くの売り場で交代が必要なシフト勤務を解消できるということですが、従業員の削減などは行わず日中の接客などを強化するとしています。
デパート各社は、売り上げの大幅な減少に直面していて、遅れているとされるデジタル化への対応なども課題となっています。
-- NHK NEWS WEB