アメリカのレストランなどの評判を掲載する大手口コミサイトの運営会社は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて休業していたアメリカ国内の飲食店のうち、6割が閉店したと発表し、飲食店の厳しい経営状況が浮き彫りになったと指摘しています。
アメリカの大手口コミサイトを運営する「Yelp」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、今月10日時点で休業していたアメリカ国内の2万6000店余りの飲食店を調べたところ、6割にあたる1万5770店は閉店していたと発表しました。
全米で店舗の営業を自粛したり店内での飲食が制限されたりするなか、多くの飲食店がテイクアウトやデリバリーサービスなどに切り替えようとしたものの、営業を継続するには至らず飲食店の厳しい経営状況が浮き彫りになったと指摘しています。
「Yelp」では飲食店以外にも口コミを掲載していますが、サイトに登録されていた小売業の48%、美容室などの36%、ジムなどフィットネス関連の39%の店舗が高額の家賃などの負担に耐えかねて閉店したとしています。
新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店だけでなく、全米で幅広い業種が大きな影響を受けた実態が明らかになっています。
-- NHK NEWS WEB