27日、愛知県豊橋市の県道で草刈りをしていた作業員に、車が突っ込んで3人が死傷し、運転していた27歳の男が逮捕された事件で、現場にブレーキをかけた跡が無かったことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、男が速度を落とさずに突っ込み、無差別に人を殺害しようとしたとみて調べています。
27日午後2時半ごろ、豊橋市大村町の県道の中央分離帯の近くで、草刈りをしていた作業員に乗用車が突っ込み、車の誘導をしていた田原市の警備会社社員、夏目喜生さん(46)が死亡したほか、草刈りをしていた40代と60代の作業員2人もけがをしました。
乗用車を運転していて殺人未遂の疑いで逮捕された住所不詳の青野圭容疑者(27)は、警察の調べに対し「人を殺したかった。神様になりたかった」などと供述しているということです。
この事件で、現場にブレーキをかけた跡が無かったことが捜査関係者への取材でわかりました。
また、青野容疑者が乗っていた車は浜松ナンバーで、免許証には静岡県内の住所が記載されていたということです。
警察は現場の状況から、速度を落とさず猛スピードで突っ込み、無差別に人を殺害しようとしたとみて、容疑を殺人に切り替えていきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB