神奈川県内では28日、新たに男女33人が新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。
横浜市によりますと、いずれも市内に住む20代から70代までの男女13人が新たに感染したことが確認され、このうち70代の男性は重症で人工呼吸器をつけて治療を受けているということです。
20代の男性は、横浜国立大学の運動系のサークルに所属する大学生で、感染者が相次いでいる会食にも参加していたということです。このサークルに関係する感染者は合わせて10人になりました。
20代の女性は、都内の福祉施設の栄養士で都が詳しい状況を調べているということです。
28日、横浜市が発表した13人のうち、8人が感染経路は分かっていないということです。
一方、川崎市によりますと、10代と20代の男女7人と60代の女性の合わせて8人が新たに感染したことが確認され、全員、感染経路は分かっていないということです。
20代の女性の1人は市内の病院の看護師で、発熱する前日の21日まで勤務していたということで、市は濃厚接触者の確認を進めています。
市内の高校に通う10代の男子高校生もいて、熱が出る2日前まで通っていましたが、学校内では常にマスクをつけていて濃厚接触者はいないということです。
また、神奈川県によりますと鎌倉市や大和市、それに小田原市などの10歳未満から80代の男女合わせて7人の感染が確認されたということです。
小田原市に住む20代の男子大学生は、今月16日まで3日間都内で開催された100人規模のセミナーに参加していて、一緒に参加していた知人から「感染した」と連絡を受け、検査したということです。
7人のうち4人の感染経路がわかっておらず、中等症の大和市に住む60代の男性を除いて6人は軽症だということです。
さらに、相模原市もいずれも市内に住む50代の無職の女性と、市内の保育園に通う10歳未満の女の子の合わせて2人の感染が、新たに確認されたと発表しました。
2人とも軽症で、50代の女性は感染経路が分かっておらず、保育園児の女の子は今月24日に感染が分かった、30代の会社員の女性の娘だということです。
女の子は今月21日から保育園に通っておらず、園内には濃厚接触者はいないということです。
このほか、茅ヶ崎市に住む40代の会社員の男性と、横須賀市に住む20代の会社員の男性、それに藤沢市に住む70代の自営業の女性が新たに感染したことも発表されました。
いずれも軽症で、藤沢市の女性は夫がすでに感染していますが、茅ヶ崎市と横須賀市の男性の感染経路は分かっていないということです。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者は、これで2284人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB