30日午前、福島県郡山市の飲食店で爆発があり、警察によりますと男性1人が死亡し、少なくとも18人がけがをしました。
30日午前9時前、福島県郡山市島2丁目にある飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で爆発がありました。
警察によりますと、店の中で男性1人が遺体で見つかったほか、少なくとも18人がけがをしました。
18人のうち2人は重傷ですが、いずれも意識はあり、残りの16人は軽いけがだということです。
消防によりますと、この店の敷地にはプロパンガスのボンベが6本倒れていて、このうち3本でガスが漏れバルブが壊れていたということです。
警察によりますと、爆発が起きた店は新型コロナウイルスの影響で4月から休業し、その期間中に店舗の改装を行い、31日から営業を始める予定だったということです。
警察は、店から半径300メートルへの立ち入りを規制して、状況の確認を進めています。
NHKが撮影した現場付近の映像では、爆発が起きた建物は外壁などが無くなり鉄骨の骨組みだけになっていて、建物の周りには爆発で吹き飛んだとみられる、がれきが散乱していました。
周囲の住宅やビルも壁に穴があいたり窓ガラスが割れたりしていて、爆発の影響は広い範囲に及んでいます。
現場はJR郡山駅から西におよそ4キロの、会社の事務所や飲食店、学校や住宅が密集する地域です。
-- NHK NEWS WEB