造船大手の「ジャパン マリンユナイテッド」は、熊本県の事業所で、これまでに50人の従業員などが新型コロナウイルスに感染したことを明らかにし、30日から4日間、事業所を休業とする措置を決めました。
発表によりますと、熊本県長洲町にあるジャパン マリンユナイテッドの「有明事業所」では、30日の午後6時までに協力会社の従業員も含めて合わせて50人が新型コロナウイルスに感染したということです。
これを受けて、会社は従業員どうしの接触を避け、さらなる感染拡大を防ぐため、30日から4日間、事業所を休業とする措置を決めました。
有明事業所は、タンカーなどの大型船を製造する会社にとって最も規模の大きい造船所で、協力会社も含めて2400人の従業員が働いているということです。
会社は、手洗いやマスクの着用を指示していましたが、一部で対応が不十分な点があったとしていて、原因を究明するため横浜市の本社に対策チームを設置しました。
ジャパン マリンユナイテッドは「1つの事業所内で多くの感染者を出してしまい、多大なご迷惑とご心配をおかけしています。引き続き、適切な感染防止対策に努めてまいります」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB