東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドの6月までの3か月間の決算は、最終的な損益が248億円の赤字となりました。この期間の最終損益の赤字は、東日本大震災の影響で38億円の赤字となった2011年以来、9年ぶりです。
発表によりますと、オリエンタルランドの6月までの3か月間の決算は、売り上げが61億円と、前の年の同じ時期に比べて94.9%減少し、最終的な損益は248億円の赤字となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーの休園で、売り上げが大幅に落ち込んだことに加え、休園した期間の人件費などを特別損失として211億円余り計上したためです。
6月までの3か月間の決算で最終的な損益が赤字となるのは、東日本大震災の影響で、2つのテーマパークが1か月余りにわたって休業し、38億円の赤字となった2011年以来、9年ぶりです。
会社では7月1日に、およそ4か月ぶりにテーマパークの営業を再開しましたが、感染拡大を防ぐため入園者数を絞るなどしていて、今後の影響が見通せないことから、来年3月までの1年間の業績予想は「未定」としています。
-- NHK NEWS WEB