30日、1人が死亡し19人がけがをした、福島県郡山市の飲食店の爆発事故で、警察は、事故の前日の夜以降に店内にガスが充満し、爆発は、死亡した男性が工事のために店に入った直後に起きた可能性が高いとみて、詳しい状況を調べています。
30日午前9時前、福島県郡山市の飲食店、「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で爆発があり、店の改装工事の現場監督の古川寛さん(50)が死亡し、近くの会社にいた人など、20代から80代の男女19人がけがをしました。
この店の運営に関係する会社が開いた会見などによりますと、改装工事にあたった関係者が、29日の午後8時前までに現場を離れた時、異常には気付かず、古川さんは警備会社の記録などから、30日の午前9時前に店に入ったということです。
また、爆発の前日、店内では、ちゅう房のガスのコンロをIH調理器に変える作業などが行われたということですが、ガスの元栓の管理状況やガスの検知器が作動したかどうかは、わからないということです。
警察は、爆発事故が起きた前の日の夜以降に店内にガスが充満し、爆発は、死亡した男性が改装工事のために店に入った直後に起きた可能性が高いとみて、ガスが漏れ出した原因や爆発の詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB