横浜市や相模原市などは、31日、新たに男女合わせて27人が新型コロナウイルスに感染したことを発表し、県内で発表された新たな感染者は52人となりました。
横浜市によりますと、いずれも市内に住む20代の男女11人、30代の男性4人、40代の男女3人、50代の女性1人、それに60代の男女4人の合わせて23人の感染が新たに確認されたということです。
いずれも軽症か症状がないということです。
40代の男性は、横浜市神奈川区にある「横浜市立市民病院」に勤める医師で、30日、発熱の症状が出て検査を受けたということです。
病院は、新型コロナウイルスの患者を受け入れている感染症指定医療機関で、医師は感染症病棟で患者の診療に当たっていましたが、十分な感染防護の対策がとられていたことから、感染との因果関係は分からないとしています。
20代の女性の1人は、市内の保育園に勤める保育士で、市では濃厚接触した園児など16人の検査を進めることにしています。
23人のうち、20人が感染経路は分かっていないということです。
また、相模原市によりますと、いずれも市内に住む20代で、アルバイトの女性と無職の男性、それに都内に職場がある会社員の男性の合わせて3人の感染が分かり、いずれも症状は軽いということです。
3人とも感染経路は分かっていないということです。
このほか、横須賀市も市内に住む海上自衛隊員の20代の男性が感染したと発表しました。
海上自衛隊によりますと、この隊員は横須賀地区の部隊に所属する20代の防衛事務官で、潜水艦や護衛艦の乗組員ではないということです。
男性隊員は今月28日の勤務中に39度台の発熱があり、翌日からは出勤していないということです。感染経路は分かっていません。
市は同僚7人を濃厚接触者として検査をすることにしています。
31日は、川崎市などですでに25人の感染が明らかになっていて、県内で発表された新たな感染者は52人となりました。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで2482人となり、このうち99人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB