「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスのことし1月から6月までの決算は、114の店舗を閉鎖する費用を損失として計上したことなどから、最終的な損益が79億円の赤字になりました。
ペッパーフードサービスが発表したことし1月から6月までの決算は、売り上げが前の年より47.4%減って184億円でした。
主力の「いきなり!ステーキ」の店舗を急速に増やした結果、店舗どうしで客を奪い合う形になったほか、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう店舗の休業が響きました。
さらに114の店舗を閉鎖する費用を損失として計上したことなどから、最終的な損益は79億円の赤字になりました。
ことし12月までの1年間の業績の見通しについては、夏以降は外食の需要が徐々に回復するとしているものの、客足の回復は難しいとして、最終的な損益は45億円の赤字になると予想しています。
これに合わせて会社は、投資ファンドなどを引受先とする第三者割当増資を行い、97億円を調達すると発表しました。
会社はすでに比較的業績が好調な「ペッパーランチ」事業を売却することを決めていて、事業の売却や第三者割当増資で得る資金を使って、立て直しを急ぎたいとしています。
-- NHK NEWS WEB