ことし6月までの3か月間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済が悪化したことから前の年の同じ時期と比べて16%の減少となりました。一方、メーカー別では、中国国内での販売を伸ばしたファーウェイが初めて首位となりました。
アメリカの調査会社IDCによりますと、ことし4月から6月までの3か月間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は2億7840万台でした。
これは前の年の同じ時期と比べて16%の大幅な減少で、IDCは新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済が悪化したためだとしています。
メーカー別のシェアは、
▽中国国内での販売を伸ばしたファーウェイが20%で初めて首位となり、
▽韓国のサムスン電子が19.5%で2位、
▽アメリカのアップルが13.5%で3位でした。
ファーウェイに対しては、ハイテク分野での中国への警戒を強めるアメリカ政府が締めつけを強め、IDCは「ファーウェイの国際市場での不確実さは今後も続くだろう」と分析しています。
-- NHK NEWS WEB