東京都が酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請していることについて、レストランを展開する企業の中には、平常どおりの営業を続ける考えを示すところもあります。
東京都内を中心に「ラ・ボエム」や「モンスーンカフェ」など合わせて40店舗余りを展開する「グローバルダイニング」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を踏まえて店舗の休業や営業時間の短縮を行ってきましたが、今月からは一部の店舗を除いて平常どおりの営業を行っています。
東京都は週明けの8月3日から酒を提供する飲食店やカラオケ店に営業時間を短縮するよう要請していますが、この会社では平常どおりの営業を続ける考えです。
この会社では国内のすべての店舗の売り上げが4月には去年に比べて84%余り減少し、1月から6月までの半年間ではほぼ半減する厳しい状況となっています。
グローバルダイニングの長谷川耕造社長は決算の記者会見で、「東京都の要請は受けないつもりだ。飲食業界では多くの店が閉まっていて、経済への影響のほうが深刻だ」とみずからの考えを述べました。
-- NHK NEWS WEB