先月、アメリカの著名人や大企業のツイッターのアカウントが乗っ取られたハッキング事件で、アメリカ司法省などは17歳の少年を含む3人を通信詐欺などの疑いで訴追したと発表しました。
この事件は先月15日、アメリカの著名人や大企業のツイッターの公式アカウントが何者かに乗っ取られ、仮想通貨=「暗号資産」のビットコインを送付するよう促す文章が投稿されたものです。
ハッキングされたアカウントにはオバマ前大統領やマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏のものも含まれFBI=連邦捜査局が捜査を進めていました。
アメリカ司法省などは、31日、声明を出し、南部フロリダ州とイギリスに住む17歳から22歳の若者3人が事件に関与したとして、通信詐欺などの疑いで訴追したと発表しました。
発表によりますと3人はハッキングを通じてビットコインを実際にだまし取っていて被害額は10万ドル、日本円で1000万円余りに相当するということです。
事件は世界的な情報のインフラとなったツイッターの信頼性を揺るがす結果となっていて、ツイッター社はセキュリティー対策の強化と事件についての詳しい調査を進めています。
-- NHK NEWS WEB