千葉県内で1日に発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は73人で、一日に発表された感染者数としては3月28日の62人を上回り、これまでで最も多くなりました。
千葉県などによりますと、感染が確認されたのは、千葉市や船橋市それに柏市などに住む乳幼児から80代までの合わせて73人です。
このうち、いずれも佐倉市にあり、カラオケができる2つの飲食店では、客や従業員など60代から70代の女性合わせて6人の感染が確認され、1人は酸素吸入を行うなど中等症だということですが、ほかの5人は軽症か無症状だということです。
いずれも、いわゆる「昼カラオケ」ができる店で、1日の6人を含めて、これまでに2つの店の関係者合わせて14人の感染が確認されているということです。
2つの店では、定期的な換気や消毒は行っていたということですが、歌う時にマスクをしていなかったということで、県はクラスターが発生したとして調査を進めています。
このほか柏市では先月、市内にある会社の同僚どうしで会食した20代から30代の男女合わせて5人の感染が確認されました。
会食は11人で行われ、このほかに県外に住む1人の感染も確認されているということで、保健所が濃厚接触者について調査しています。
1日に県内で発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は、一日に発表された数としては3月28日の62人を上回り、最も多くなりました。
千葉県健康福祉部の石出広次長は「クラスターもあるが、感染経路の分からない人も増えていて、強く警戒している。多人数での会食は自粛してほしいし、家庭内感染も増えているので、家庭内であっても気をつけてほしい」と話していました。
千葉県内で発表された感染者はこれで1719人となりました。
-- NHK NEWS WEB