自動車メーカー各社は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国内の工場で生産の一時停止を余儀なくされましたが、世界的に需要が回復傾向にあるとして、生産体制を通常どおりに戻す動きが出ています。
国内の自動車メーカー8社は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界的に需要が落ち込んだり、部品の調達が難しくなったりしたため、ことし4月にすべてのメーカーが国内の工場で生産調整を行い、5月には全体の生産台数が前の年と比べて6割を超える減少となりました。
その後、需要が国内外で回復傾向にあるとして、トヨタ自動車は8月は去年12月に計画していた台数を生産する見込みで、ホンダや日産自動車も、ほぼ通常どおりの生産体制に戻す計画です。
このほか、スズキが5月下旬から、SUBARUは6月下旬から、マツダが7月から一時、休止していた夜間の稼働を再開するなど、通常の体制で生産しています。
ただ、新型コロナウイルスの感染は、国内外で拡大が続いているだけに、このまま需要が着実に回復するかは不透明な状況です。
-- NHK NEWS WEB