フィリピン政府は新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことを受けて、4日から首都マニラや周辺の地域で再び外出を厳しく制限すると発表しました。
フィリピン政府は2日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、4日から感染者が多い首都マニラと隣接する4つの州で再び外出を厳しく制限すると発表しました。
制限の期間は今月18日までとしていて、食料品や医療品などの生活必需品の購入以外には外出が認められなくなるほか、多くの企業で従業員の出勤が制限されます。
フィリピンではことし6月以降、制限を緩和していましたが、7月後半から感染が急激に拡大していて、フィリピン政府によりますと2日は1日当たりで過去最多となる5032人の感染が確認され、累計の感染者の数は10万人を超えたということです。
フィリピンでは感染拡大の影響で4月の失業率が過去最悪となる17.7%に上るなど経済に大きな打撃を受けていて、フィリピン政府は立て直しに向けて経済活動の再開を進めてきましたが方針の転換を迫られた形です。
-- NHK NEWS WEB