生命保険の契約手続きを営業担当者と一度も対面せずオンラインですべて済ますことができる仕組みを、外資系の保険会社が導入します。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、人となるべく接触しない営業が一段と広がっています。
生命保険は営業の担当者と顧客が対面でやり取りして契約するのが一般的ですが、がん保険で国内最大手のアフラック生命は、今月からオンライン手続きの仕組みを新たに導入します。
営業担当者のパソコンと顧客のスマートフォンを結び、商品の資料や契約書を互いの画面に表示して手続きを進めます。
最後に顧客がスマートフォンの画面をなぞって署名すると、営業担当者と一度も対面せずに手続きが完了します。
インターネット専業を除き、大手生保で初めての仕組みだということです。
鍵谷圭二郎課長は「非対面のニーズはますます高まっている。オンラインでも十分な相談に乗れるよう活用していきたい」と話しています。
日本生命も近く無料通話アプリのLINEを使って保険商品の案内を始め、来年にはオンライン契約の仕組みを導入することを検討していて、感染を防ぐため人となるべく接触しない営業が一段と広がっています。
-- NHK NEWS WEB