先月から全国の小売店にレジ袋の有料化が義務づけられましたが、大手コンビニ3社で客がレジ袋を辞退する割合、辞退率は、各社とも70%を超え、有料化される前と比べて大幅に増えていることが分かりました。
プラスチックごみ削減のため、先月1日から全国の小売店でレジ袋の有料化が義務づけられ、セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社は一部を除いて1枚当たり3円で有料化しました。
各社によりますと、先月のレジ袋の辞退率は、
▽セブン‐イレブンが75%、
▽ファミリーマートが77%、
▽ローソンが76%となり、各社とも70%を上回りました。
コンビニ各社が加盟する日本フランチャイズチェーン協会によりますと、有料化が義務づけられる前の辞退率はおよそ25%で、大幅に増えた形です。
各社とも、商品を袋に入れずにそのまま持ち帰るケースやマイバッグの利用が増えているということです。
コンビニ大手のうちファミリーマートでは、70%を上回る辞退率を今後も維持できれば、年間でおよそ9000トンのプラスチックごみの削減につながるとみていて、会社では「消費者の環境意識や節約志向が高い辞退率につながったのではないか。レジ袋だけでなくプラスチックごみの削減を進めていきたい」としています。
-- NHK NEWS WEB