去年8月、横浜市のテーマパークでジェットコースターの車両が前の車両に追突し2人がけがをした事故で、追突した車両のブレーキの利きが悪くなったまま営業が続けられていたことがわかり、警察は安全管理に問題があったとして、4日にも、テーマパークの責任者ら2人を業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針です。
去年8月、横浜市金沢区の「横浜・八景島シーパラダイス」にあるジェットコースターの車両が降車場所で停止せず、前の車両に追突して、乗っていた男女2人が軽いけがをしました。
事故が起きた際は、ブレーキの部品が摩耗するなどして車両が停止するまでの距離が長くなっていたということですが、その後の調べで、従業員がブレーキの利きが悪くなっていることに気付き、ジェットコースターの整備の責任者らに報告していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
しかし、補修など適切な対応がとられないまま、営業が続けられていたということです。
このため警察は、安全管理に問題があったとして、46歳の整備の責任者と47歳のテーマパークの責任者を4日にも業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針を固めました。
この事故をめぐって運営会社は、ことし2月、ブレーキのメンテナンス基準を厳しくするなどの再発防止策を公表しています。
-- NHK NEWS WEB