東京都が酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮の要請を始めた3日夜の繁華街の人出は、1週間前より減ったことが携帯電話の位置情報をもとにした分析で分かりました。
IT関連企業「Agoop」は利用者の許可を得て集めた携帯電話の位置情報をもとに各地の人の数を個人が特定されない形で推計しています。
東京都が酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮の要請を始めた3日、午後10時の繁華街の人出は、1週間前の同じ時間と比べて新宿の歌舞伎町で15.4%減少していました。
また渋谷のセンター街で9.9%の減少、銀座駅周辺で6.6%の減少でいずれも人出は減っていました。
一方、NTTドコモによりますと、4日と1週間前の日中の人出がそれぞれ感染拡大前の平日の平均よりどの程度減少したかを比較すると、渋谷センター街周辺では1週間前は30.2%の減少、4日は31.6%の減少で、4日のほうが1.4ポイント低くなっていました。
逆に新宿駅の周辺では1週間前より4日のほうが0.2ポイント高く、銀座周辺も0.8ポイント高くなり、日中の人出は目立った減少傾向がみられませんでした。
-- NHK NEWS WEB