アメリカのツイッター社は5日、トランプ大統領の選挙対策本部が投稿した、新型コロナウイルスに関する動画に誤った情報が含まれているなどとして閲覧できなくする措置をとりました。
ツイッター社が閲覧できなくしたのは、トランプ大統領がアメリカメディアのインタビューに応じた際の動画で、複数のメディアは、大統領が、子どもたちには新型コロナウイルスに対する実質的な免疫があると述べたと伝えています。
措置をとった理由について、ツイッター社は、新型コロナウイルスに関する誤った情報が広がることを防ぐための会社の規定に反したためだとしています。
また、アカウントの管理者が問題の投稿を削除するまで、新たなツイートを認めないことを決めました。
トランプ大統領の選挙対策本部のアカウントには、現在は新たなツイートが表示されていて、問題となった動画を管理者が削除したものとみられます。
一方、フェイスブックも5日、「誤った主張が含まれている」として、同じ動画を削除したことを明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大によってアメリカ各地で外出制限が続く中、トランプ大統領にとってソーシャルメディアは、11月の大統領選挙に向け有権者に主張を直接届けるための重要な手段となっていて、大統領が今回の両社の対応に強く反発することも予想されます。
-- NHK NEWS WEB