台湾当局は、日本で新型コロナウイルスの感染が拡大しているとして、台湾を訪れた際の隔離期間を短縮する国の対象から日本を外すことを決めました。
台湾当局は、ことし6月下旬以降、日本からの短期出張者について、到着後の14日間の隔離期間を7日間に短縮する措置を取っています。
これについて当局は日本で新型コロナウイルスの感染が拡大しているうえ、台湾との往来が多い都市に感染者が集中しているとして、5日付けで隔離期間の短縮措置の対象から日本を外し、14日間の隔離を義務づけると発表しました。
ビジネス目的で日本から台湾を訪れた人はことし4月と5月はいずれも70人余りと前の年の同じ時期に比べて99%以上減っていましたが、短縮措置が取られた6月は246人と、いくぶん増えていました。
今回の決定について現地の日本の関係者からは日本の技術者による技術指導など、必要な企業活動に影響が及ぶおそれがあるという声が出ています。
-- NHK NEWS WEB