インド南部ケララ州の空港で、7日夜、乗客乗員190人が乗った旅客機が着陸の際に滑走路を大きく外れて大破し、これまでに16人が死亡、100人以上がけがをしました。
インド南部ケララ州コジコーデにある国際空港で、日本時間の7日午後11時すぎ、ボーイング737型旅客機が着陸の際に滑走路を大きく外れ、斜面を滑り落ちるようにおよそ10メートル下の崖下に転落しました。
機体は、2つに折れ、前方が原形をとどめないほど激しく壊れていて、航空当局などによりますと乗客乗員合わせて190人のうち、これまでにパイロットを含む16人の死亡が確認され、100人以上がけがをしたということです。
この旅客機は新型コロナウイルスの影響で帰国できなくなっている自国民を帰国させるためにインド政府がチャーターした、格安航空会社のエア・インディア・エクスプレスが運航する機体で、中東のアラブ首長国連邦のドバイを出発し、ケララ州のコジコーデに向かっていたということです。
地元メディアによりますと事故当時、現場周辺は大雨で視界が悪い状態で、旅客機は事故の直前に着陸しようとしてやりなおしていたということで、航空当局が詳しい原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB