アパートなどの施工不備が見つかり、業績が悪化しているレオパレス21は、今月末までに直営店を4分の1程度、減らすことを公表しました。経営の合理化を進め、悪化した業績の立て直しを急ぐ考えです。
レオパレス21は、施工不備が見つかった物件の改修費用が膨らんだことに加え、賃貸アパートの入居率が低迷していることからことし3月期の決算で、800億円余りの最終赤字となりました。
このため、会社では、部屋の貸し出しなどの業務を行う直営店を集約することで、経営の合理化を進めていて、今月末までに新たに国内にある26の直営店を閉鎖することを公表しました。
今回の閉鎖で、昨年度末に180余りあった直営店は、4分の1程度、減ることになります。
また、35歳以上の社員を対象に募集していた希望退職に全社員のおよそ18%に当たる1000人余りが応じました。
会社では、通常の退職金に上乗せして特別退職金を支払うとともに、再就職の支援を行う計画で、ことし6月末までの3か月間の決算で、およそ25億円の特別損失を計上することにしています。
-- NHK NEWS WEB