茨城県内では9日、新たに17人の新型コロナウイルスへの感染確認が発表され、緊急事態宣言解除後一日に発表された感染者の数としては最も多くなりました。
茨城県が12人、水戸市が5人の新たな感染を発表しました。
このうち、水戸市が発表した5人のうち3人は、水戸済生会総合病院の入院患者で、城里町の80代の男性と、男性の主治医で20代の女性医師、男性の隣の病室の60代の入院患者です。
80代の入院患者の男性の妻は8日感染が確認されていて、この妻の親族がクラスターが発生したと見られている那珂市のカラオケ店、「カラオケはる」を訪れていたということです。
水戸済生会病院は、病床数およそ470の総合病院で8日から救急外来を停止しているほか、ドクターヘリについても担当医の検査結果がわかるまで一時運用を停止しているということです。病院では、入院患者やスタッフのPCR検査を進めることにしています。
一方、茨城県が発表した12人のうち6人は那珂市のカラオケ店、「カラオケはる」の利用者で、80代から60代の男女だということです。
茨城県によりますと、このほか今のところ感染経路がわかっていない人が4人いて、このうち守谷市の40代の会社員の男性は肺炎の疑いがあり、中等症だということです。
9日、茨城県内で感染確認が発表された人は17人となり、先月28日の15人を上回って緊急事態宣言の解除後最も多くなりました。これで茨城県内で感染が判明した人は合わせて397人となりました。このうち死亡した人は10人です。
一方、9日までに新たに9人の症状が回復したということで、これまでに退院した人などは合わせて276人となっています。
-- NHK NEWS WEB