クレジットカードを端末にタッチすれば支払いが完了する「タッチ決済」。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、カード会社は、短時間で会計を済ますことができるこうしたサービスの拡充に力を入れています。
このうち、大手の「ビザ」は、自動販売機や小売店を中心に自社のクレジットカードによるタッチ決済のサービスを導入しています。
対応するカードの発行枚数は、ことし3月末時点でおよそ2300万枚と、1年前の3倍以上に増えているということです。
このため会社は、新たに東京と茨城県を結ぶ高速バスでも利用できるようにしました。
交通機関での導入は初めてだということで、会社では利用できる対象をさらに広げたいとしています。
「ビザ・ワールドワイド・ジャパン」の寺尾林人部長は、「このタッチ決済は200以上の国や地域で使うことができる。日本でも生活のあらゆる場面で使えるようにしていきたい」と話しています。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、「タッチ決済」は短時間で会計を済ますことができることもあって「マスターカード」や「ジェーシービー」など、ほかのカード会社もサービスに力を入れています。
-- NHK NEWS WEB