神奈川県内では16日、合わせて80人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。
県や県内の保健所を設置している自治体によりますと、80人のうち川崎市が発表した60代の男性が中等症で、79人はいずれも軽症か症状がないということです。
また、37人は感染経路が分かっていないということです。年代別では10歳未満が2人、10代が6人、20代が20人、30代が12人、40代が10人、50代が16人、60代が10人、70代が3人、それに90代が1人となっています。
横浜市では、男女48人の感染が新たに確認されました。
このうち、5人は市内にあるカラオケのできる飲食店の従業員、それに客とその家族です。今月10日に店を利用した客に感染が確認されたことから、客など11人を検査していたということです。
市はこの店で感染者の集団=クラスターが発生したとしていますが、店名は公表していません。
また、横浜市内にある3か所の保育園で、それぞれ保育士の感染が確認され、市は濃厚接触者の確認などを進めています。
16日横浜市が発表した48人のうち、23人の感染経路が分かっていないということです。
川崎市では男女16人の感染が確認され、このうち、50代の女性は市内の病院に今月3日から入院していて、すでに感染が確認されているこの病院の看護師と接触していたということです。
市は、院内での濃厚接触者の確認を進めています。
また、30代の女性は川崎区の「川崎市立川崎病院」に勤める医療事務の職員です。
この職員は今月13日の勤務中に発熱の症状が出ましたが、働いているときには常にマスクを着用していたほか、休憩もほかの職員とずらすなど対策を取っていたことから、市では患者や職員に濃厚接触者はいないとしています。
川崎市の16人のうち、6人の感染経路が分かっていないということです。
相模原市では男女7人の感染が確認され、このうち70代の女性は集団感染が起きた老人ホームの職員の家族だということです。
7人のうち3人の感染経路が分かっていないということです。
また、藤沢市では30代の女性と10歳未満の小学生の2人の感染が確認されました。
小学生の女の子は今月、5人の感染者が出ている放課後児童クラブに通っていた濃厚接触者で、15日、感染が確認されました。
症状はないということです。
横須賀市では、いずれも会社員の男女2人の感染が確認され、このうち1人の感染経路が分かっていません。
また、神奈川県は厚木市や海老名市などに住む男女5人の感染を発表しまし。
4人の感染経路が分かっていないということです。
神奈川県内で発表された感染者の数は、15日まで3日連続で100人を超えていましたが、4日ぶりに100人を下回っています。
NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者はこれで3853人となり、このうち105人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB