新型コロナウイルスが経済に大きな打撃を与えた、ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率が、17日に発表されます。
民間の調査会社の間では、年率換算で20%台のマイナスと、リーマンショック後を超えて、最大の落ち込みになるという予測が多くなっています。
内閣府は17日午前9時前に、ことし4月から6月までのGDPの速報値を発表します。
民間の調査会社の間では、前の3か月と比べた実質の伸び率が、年率の換算で20%台の大幅なマイナスになるという予測が多くなっています。
この予測どおりであれば、リーマンショックのあとの2009年1月から3月に記録したマイナス17.8%を超え、比較が可能な1980年以降で最大の落ち込みになります。
要因について、調査会社各社は、政府の緊急事態宣言や自治体の休業要請の下、外食や旅行を中心に個人消費が大幅に落ち込んだことや、自動車の輸出が減少したことなどを挙げています。
ことし4月から6月までのGDPの伸び率は、アメリカが年率換算でマイナス32.9%となるなど、世界各地で歴史的な落ち込みとなり、新型コロナウイルスが経済に与えた打撃の大きさが鮮明になっています。
-- NHK NEWS WEB