アメリカ西部カリフォルニア州では厳しい熱波の影響で大規模な山火事が30か所以上で発生していて、州知事は非常事態宣言を出して対策に万全を期すことを強調しました。
カリフォルニア州では厳しい熱波と乾燥の影響で先月末以降、山火事が相次いで発生しています。
有力紙のロサンゼルス・タイムズは合わせて30か所以上が今も炎上していると伝えていて、現地からの映像では家屋が炎に包まれ激しく燃えている様子や、立ちこめる煙によって辺りが暗くなっている様子が確認できます。
カリフォルニア州のニューサム知事は18日、州全域を対象に非常事態宣言を出したうえで、「社会の安全を守るためにあらゆる資源を投入する」と述べて、対策に万全を期すことを強調しました。
アメリカの気象当局は今週も気温が高く、空気も乾燥することから山火事のリスクの高い状態が続くとしていて、予断を許さない状況が続いています。
一方、アメリカの複数のメディアによりますと熱波による高温のためエアコンなどの需要が急激に増えたことから、先週から一部の地域で計画停電が行われ、およそ40万戸の住宅や企業が影響を受けたということです。
-- NHK NEWS WEB