パナソニックは、アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」向けの電池の生産能力を増強することになりました。共同で運営する工場に100億円を超える投資を行い、電気自動車の増産に対応するねらいです。
パナソニックはアメリカ・ネバダ州でテスラと共同で電池工場を運営しています。
去年春、テスラの販売台数が想定を下回ったことなどもあり、戦略の違いから計画していた追加投資を凍結していました。
関係者によりますと、このところテスラの電気自動車の販売台数が上向き、技術開発が進んだことを受けて来年この工場に追加投資を行う判断になったということです。
投資の規模は100億円を超えるとみられ、効率を高めた組み立て用のラインを増やし、生産能力を1割ほど増やす計画です。
テスラはモデル3と呼ばれる新型セダンの販売が好調で、企業価値を表す時価総額が先月、トヨタ自動車を抜き自動車メーカーとしては世界トップになりました。
パナソニックとしては電気自動車の生産拡大に向け電池の生産態勢を強化し、収益アップをはかるねらいがあるものとみられています。
-- NHK NEWS WEB