IR・統合型リゾート施設の汚職事件をめぐり秋元司衆議院議員の支援者らが逮捕された証人買収事件で、東京地検特捜部は贈賄側に偽証を持ちかけていた疑いがあるとしてさきほどから秋元議員本人の事情聴取を始めました。
特捜部はこのあと組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑いで秋元議員を逮捕するものとみられます。
衆議院議員の秋元司被告(48)が起訴されたIRの汚職事件をめぐっては、秋元議員の支援者で会社役員の淡路明人容疑者(54)ら3人が賄賂の提供を認めていた贈賄側の中国企業の元顧問に裁判でうその証言をするよう持ちかけ、報酬として現金を渡そうとしたとして今月4日、組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
秋元議員は、ことし2月に保釈された後、淡路役員と複数回、面会していましたが、関係者によりますと淡路役員は特捜部の調べに対し「秋元議員にお願いされて贈賄側に偽証を持ちかけた」などと供述しているということです。
特捜部は贈賄側の買収工作に関わった疑いがあるとみてさきほどから秋元議員本人の事情聴取を始めるとともに東京・江東区の地元事務所を捜索しています。
特捜部はこのあと組織犯罪処罰法違反の証人等買収の疑いで秋元議員を逮捕するものとみられます。
秋元議員はNHKの取材に対し、「淡路役員と面会し、裁判で争うことは伝えたが、何も指示していないし、具体的なことは頼んでいない。証人買収のことは全く知らない」と話しています。
-- NHK NEWS WEB