千葉県内で20日発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は職員1人の感染が判明していた八千代市の病院で新たに13人の集団感染が確認されるなど合わせて64人でした。これで千葉県内で発表された感染者は合わせて2628人となりました。
千葉県などによりますと新たに感染が確認されたのは八千代市や銚子市などに住む保育園児から80代までの男女合わせて64人です。
このうち、八千代市の精神科病院「八千代病院」では、これまでに職員1人の感染が判明していましたが、新たに40代から80代の入院患者9人と看護職の職員4人の合わせて13人の感染が確認されました。この病院での感染者は合わせて14人となり、県は感染者の集団=クラスターが発生したとみています。
これまでに3階建ての「療養病棟」の2階に入院していた患者などを中心に感染が確認されていますが、県は他の階や別の病棟に感染が広がっている可能性がないかさらに関係者の検査をすすめるとともに、国のクラスター対策班の協力も得て感染防止対策を徹底することにしています。
また、銚子市にある水産加工施設「銚子水産加工センター」では従業員2人の感染が確認されました。すでに従業員5人の感染が確認されていてこの施設での感染は合わせて7人となり県はクラスターが発生したと発表しました。
このほか、すでに感染が確認されていた友人と一緒にバーベキューをした千葉市の20代の会社員や船橋市の40代の職員、それに白井市内の中学校に勤務する50代の教員などの感染が確認されています。
一方、船橋市は先月感染が確認されて入院し、その後退院した50代の男性が検査で再び陽性になったと発表しましたが県は体内にウイルスが残っていて再び症状があらわれた可能性があるとして新たな感染者には含めていません。
-- NHK NEWS WEB