大手銀行のみずほ銀行は来年1月から70歳未満の人が銀行の口座をつくる場合、通帳の発行に1100円の手数料を取ることになりました。
みずほ銀行によりますと来年1月から、新たに口座を作る人が紙の通帳の発行を希望する場合、手数料を取ることを決めました。
70歳未満の人が対象で紙の通帳1冊当たり、税込みで1100円を取るということです。すでに口座を持っている人に対しては、希望すればこれまでどおり、無料で紙の通帳を出すとしています。
みずほ銀行としては、手数料の導入に合わせてインターネット上で残高や過去10年分の取り引きの履歴を確認できるようにして紙の通帳からデジタル通帳への移行を促したいとしています。背景には、低金利の長期化で銀行の収益環境が悪化していることがあり、コスト削減のねらいがあります。
大手銀行では、三井住友銀行や三菱UFJ銀行もすでにデジタル通帳の利用を原則にしています。
みずほ銀行が手数料を取ることでほかの銀行にも広がる可能性があります。
-- NHK NEWS WEB