新型コロナウイルスのワクチンをめぐり政府は、医療従事者や重症化するリスクの高い高齢者などに優先的に接種するとした案をまとめ、21日開かれる分科会に示し、専門家から意見を聞くことにしています。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、政府は、アメリカとイギリスの2つの企業と、開発に成功した場合に、供給を受けることで基本合意したほか、国内での開発の支援も進めていて、来年前半からの接種開始を目指しています。
これに向け政府は、ワクチンを優先的に接種する対象を
▽患者と頻繁に接触するなど感染リスクの高い医療従事者や救急隊員、保健師、
▽重症化するリスクの高い高齢者や基礎疾患のある人、
▽妊婦、
▽高齢者施設などの職員とする案をまとめました。
政府は、この案を21日開かれる分科会に示し、専門家から意見を聞くことにしています。
また、分科会では、ワクチンの確保を進めるため、健康被害が生じた場合に企業の損失を国が補償することや、救済措置を含めた体制の整備についても、議論することにしています。
-- NHK NEWS WEB