日本バドミントン協会は、違法カジノ店で賭博をした問題で、無期限の出場停止処分となっている桃田賢斗選手について、今月12日の理事会で、処分の解除を検討することを決めました。
桃田選手はリオデジャネイロオリンピックで、バドミントン男子初のメダルが期待されていましたが、違法カジノ店で賭博をしていた問題で、去年4月に無期限の競技会への出場停止処分を受けました。
桃田選手はその後、所属先のNTT東日本から30日の出勤停止処分を受けたうえで、バドミントン部に復帰していました。
日本バドミントン協会は4日、都内で理事会を開き、今月12日の理事会で、桃田選手の処分解除を検討することを決めました。
日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は、NTT東日本から、桃田選手が会社の業務と練習を両立させ、ボランティア活動を行っていることなどの報告を受けているとしたうえで、解除を検討する理由を「すでに社会的な制裁を受け、真面目に取り組んでいる」と説明しています。
そのうえで「12日の理事会しだいで、処分を解除する日付を決める可能性はある」としています。
この問題では、1年の出場停止となっている男子選手の処分が来月9日まで続くため、銭谷専務理事は「その前に桃田選手の処分の解除はしない」としています。
桃田選手の処分解除は、最も早い場合で来月10日以降になる見通しです。
-- NHK NEWS WEB