長野県は10歳未満の男の子を含む県内に住む男女など合わせて9人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。1日に発表された感染者としてはこれまでで最も多く、県内の感染者は合わせて163人になりました。
長野県によりますと、新たに感染が確認されたのは県内に住む6人と県外から訪れていた3人の男女合わせて9人です。
このうち、上田市に住む20代の自営業の男性と30代の女性、それに千葉県から県内に訪れていた30代の会社員の女性の3人は19日感染が発表された上田市の20代の女性の知人で、女性と接触があったため検査を行い、陽性が判明したということです。
県は20代の男性が経営する上田市中央2丁目のバー「Super Pig」について感染のおそれがある来店者が特定しきれていないとして、今月12日から18日までに店を訪れた人に対し、最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけています。
また、いずれも千曲市に住む家族で20代の無職の女性と夫で30代の自営業の男性、息子で10歳未満の男の子は、今月18日以降に行った検査で感染が確認されたということです。
このほか、東京に住み軽井沢町にも家を所有する80代の女性と、京都から県内に訪れていた30代の自営業の男性、上田市の80代の男性の感染も確認されました。
9人は入院していて、80代の女性と男性の2人は酸素の投与が必要な中等症でほかは軽症だということです。
県は感染経路と濃厚接触者について調査を進めています。
9人の感染の発表は1日としてはことし4月10日と13日の7人を上回り、これまでで最も多くなりました。
県内の感染者は合わせて163人となり、県内の医療機関に37人が入院していて、重症の人はいないということです。
-- NHK NEWS WEB