新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、企業が対応を急ぐ業務のデジタル化。書類や印鑑が重視され、遅れているとされてきた銀行の窓口などでも進められています。
大手銀行のりそな銀行は、今月から一部の店舗の窓口に顧客のキャッシュカードを読み取れるタブレット端末を置きました。
キャッシュカードで本人確認を済ませるため、▽定期預金の申し込みや、▽老後に備えた個人型の確定拠出年金の口座開設が、この端末一つでできるということです。
書類の記入やはんこを押す手間がなくなり、待ち時間の短縮にもつながるということで、64歳の女性客は「とても便利でした。感染防止にもなってよいと思います」と話していました。
銀行側にとっても、書類が減り印鑑の確認がなくなるなど業務が大幅に効率化できるため、将来的には店舗の小型化にもつながるとしています。
-- NHK NEWS WEB