政府の観光需要の喚起策、「Go Toトラベル」について赤羽国土交通大臣は、25日の記者会見で、これまでに少なくとも延べ420万人分の利用があったことを明らかにし、引き続き、感染防止対策と観光の活性化の両立を図る考えを示しました。
この中で赤羽国土交通大臣は「Go Toトラベル」について旅行会社が割り引きを反映させた価格で、旅行商品の販売を始めた先月27日から今月20日までに、延べ420万人分の利用があったことを明らかにしました。
そのうえで赤羽大臣は「お盆期間中の新幹線や航空機の利用実績が相当低かったことを踏まえると、遠距離の移動を伴う旅行よりも、マイカーなどによる近場の旅行が中心だったと考えられる。旅行事業者への聞き取りでも堅調に利用が進んでいると聞いている」と述べました。
さらに赤羽大臣は「この事業は短期間で終わるものではなく、この秋、冬、来年の春にかけて行われ、現時点で評価をすることはできない。息長く観光需要を喚起していくことが重要で、今後も感染防止対策を徹底しながら、安心して旅行ができる環境づくりを進め、さらなる利用者の拡大に取り組む」と述べ、引き続き、感染防止対策と観光の活性化の両立を図る考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB