千葉県勝浦市の旅館で従業員合わせて7人が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、県は感染者の集団=クラスターが発生したとみて調べています。
千葉県は25日、勝浦市の旅館「緑水亭勝浦別館翠海」で、新たに10代から50代の従業員3人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。この旅館ではすでに従業員4人の感染が確認されていて、これで関係者で感染が判明したのは合わせて7人となり、県は感染者の集団=クラスターが発生したとみて調べています。
旅館はすでに今月22日から来月末までの予定で臨時休業しています。
運営会社によりますと、この旅館は政府の「GoToトラベル」事業に参加していて、利用客の食事は個室で対応するなど感染対策をとっていたということですが、千葉県は各地の保健所を通じて今月14日から21日に宿泊した客359人に連絡をとって健康状態を確認し、必要に応じて検査を行うことにしています。
一方、25日までに、この旅館に宿泊した夫婦2人の感染が確認されていますが、千葉県は発症日から考えて、旅館との関連性は低いと見て調査しています。
このほか千葉市では花見川区のダーツバーで新たに利用客と従業員の合わせて2人の感染が確認されました。この店ではすでに関係者4人の感染が確認されていて、これで感染者は合わせて6人となり、千葉市はクラスターが発生したとみて調べています。
-- NHK NEWS WEB