成田空港では、ことし上半期の国際線の貨物便の発着回数が過去最多になったことがわかりました。新型コロナウイルスの影響で旅客便の運休や減便が相次ぎ、航空各社が旅客機を貨物輸送に転用させたことなどが影響しているとみられています。
成田空港会社によりますと、成田空港では新型コロナウイルスの影響で、ことし1月から6月末までの、国際線の旅客便の発着回数は4万4400回余りで、去年の同じ時期のおよそ半分と大幅な減少になりました。
一方、国際線の貨物便の発着回数は1万5200回余りと29%の大幅な増加となり、上半期としては開港以来、過去最多になりました。
これについて成田空港会社は、旅客便の運休や減便が相次ぎ、航空各社が医療物資の輸送など、旅客機を貨物輸送に転用させたことなどが影響しているとみています。
成田空港会社は「国際線の旅客便の厳しい状況が続く中、成田空港は国際的な航空貨物の拠点になっている」としています。
-- NHK NEWS WEB