深刻な人手不足が課題となっているコンビニで、店員の代わりにVR=バーチャルリアリティの技術を使った遠隔操作のロボットが商品の陳列などを行う実証実験が行われています。
この実証実験は、コンビニ大手のファミリーマートと東京のベンチャー企業が東京・豊島区の店舗で共同で行っています。
ベンチャー企業が開発したロボットは、VR=バーチャルリアリティの端末を使用して、遠隔で操作することができます。
実験では、店舗の裏側で本来は店員が行う商品の陳列などの作業を遠隔操作のロボットが行います。
ロボットを遠隔で操作するスタッフは店舗とは別の場所にいて、複数の店舗の陳列や検品などの作業を1人で行えるため、人手不足の解消につながると期待されています。
ファミリーマートでは、実験を通じて作業のスピードや正確さを検証し、再来年までに最大で20店舗でロボットによる作業を導入したいとしています。
大手コンビニでは、ローソンも来月から同じように遠隔操作のロボットによる商品の陳列などを始める予定で、深刻な人手不足の解消に向けた取り組みが活発になっています。
-- NHK NEWS WEB