群馬県中之条町の川で女性の遺体が見つかった事件で、強盗殺人の疑いで逮捕された男女2人が「自殺志願者を殺害して所持品を奪おう」と事前に話し合っていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
住所不定の会社員、小船治容疑者(34)と、埼玉県久喜市の無職、山本結子容疑者(30)は、今月、群馬県中之条町で川崎市に住む清野いつきさん(48)に暴行を加えてキャッシュカードや免許証を奪ったうえ、橋から落として殺害したとして、27日に強盗殺人の疑いで逮捕されました。
警察によりますと、調べに対し、小船容疑者は容疑を認め、山本容疑者は否認しているということです。
これまでの調べで、山本容疑者がSNSで自殺志願者を募り、清野さんは、それに応じる形で2人に会ったことが分かっていますが、捜査関係者によりますと、2人は「自殺志願者を呼び出し、殺害して所持品を奪おう」と、事前に複数回にわたって話し合っていたということです。
いずれも「自分たちは自殺するつもりはなかった」という趣旨の話をしているということで、警察は詳しいいきさつをさらに調べています。
-- NHK NEWS WEB