新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校で仕事を休まざるを得なくなった保護者を支援する助成制度について、厚生労働省は来月末までとしていた制度の期間を12月末まで延長することを決めました。
新型コロナウイルスの影響で厚生労働省は子どもの学校が臨時休校となり仕事を休まざるを得なくなった保護者などを支援するため企業が年次有給休暇とは別に有給を取得させた場合に費用の一部を助成する制度を設けました。
助成する金額は1日当たり8330円が上限でしたが事業主の負担が増えているとして1万5000円に引き上げています。
また、医師などの指導に基づき、妊娠中の労働者に対して企業が有給休暇を5日以上取得させた場合、助成する制度もつくり、安心して休みやすい職場環境の整備を促してきました。
いずれの制度も来月末までに有給休暇を取得させたり、環境を整備したりした場合が対象となっていましたが、厚生労働省は、この期間を12月末まで延長することを決めました。
厚生労働省は、「集団感染によって学校が臨時休校となるケースもあり、支援の継続が必要だと考えた。新たな日常の中でどのような支援が必要なのか今後、検討していきたい」としています。
-- NHK NEWS WEB