厚生労働省は、新型コロナウイルスの影響で仕事を失った人について、8月28日時点での業種などの情報をまとめ、1日、公表しました。仕事を失った人は幅広い業種に広がっています。
それによりますと、新型コロナウイルスの影響で仕事を失った人は、見込みも含めて、8月28日の時点で4万9467人でした。
業種別に見ると、
▽製造業で7918人、
▽宿泊業が7140人、
▽飲食業が6912人、
▽小売業が6257人、
▽労働者派遣業が4010人、などとなっています。
当初は、外国人観光客などが減ったことや外出の自粛により、宿泊業や飲食業などで解雇や雇い止めが目立ちましたが、その後、製造業にも影響が広がっています。
また、パートや派遣社員など非正規雇用で働く人たちは、少なくとも2万1412人に上るということです。
勤務先の企業などから休業を指示される人も多くなっています。
総務省の労働力調査によりますと、休業した労働者の数は、4月には597万人と過去最大となりました。
その後は減少しているものの、7月は前の年の同じ月と比べて34万人多い、220万人となっています。
-- NHK NEWS WEB