ビデオ会議システムの「Zoom」を運営する会社が、ことし7月までの3か月間の決算を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大で在宅勤務が増えたことから、売り上げが前の年の同じ時期と比べて4.5倍になるなど大幅な増収増益となりました。
ビデオ会議システムの「Zoom」は、複数の利用者がインターネット上で会話することができるサービスで、新型コロナウイルスの感染拡大で、世界的に在宅勤務やオンライン授業が増えたことから急速に普及しています。
システムを運営するアメリカのIT企業、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは31日、ことし7月までの3か月間の決算を発表し、売り上げは前の年の同じ時期の4.5倍の6億6300万ドル余り、日本円で690億円余りでした。
また、最終的な利益は33倍になり、1億8500万ドル余り、日本円にして190億円余りで大幅な増収増益でした。
会社は次の3か月間についても、堅調な業績が続くという見通しを示しました。
経営トップのエリック・ユアンCEOは「企業などの組織は、当面の事業継続への対応という局面から、どこでも働き、学び、つながることができる未来を支援する動きへと移行している」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB